妊娠とは
排卵、受精という過程を経て子宮内膜に受精卵が着床して成長することです。
妊娠に至るまでの過程
①排卵
月に1回、卵巣で成熟した卵子が1つ排卵されます。排卵された卵子は卵管の先端部分(卵管采)より取り込まれて卵管へ移動します。排卵された卵子は卵管に移動して精子との出会いを待ちます。その寿命は24時間といわれています。
②受精
精子は、男性の精巣の中で1日におよそ1億2千万個作られています。性交によって腟内に射精されると、精子が自ら動いて卵管に向かいます。精子の寿命は、一般的に3~5日程度と言われます。射精時には、一度に2~4億個もの精子が放出されますが、卵子と出会えるのは最も元気のよい一部の精子のみです。精子が卵子の中に入ると受精です。受精した卵子(受精卵)は細胞分裂を繰り返しながら、子宮へ移動します。
③着床
受精すると、細胞分裂がはじまります。受精卵は分裂を繰り返しながら子宮へと向かい、5~7日程度でふわふわのベッドのように準備された子宮内膜にもぐりこみます。これを着床といいます。無事に着床した受精卵は更に細胞分裂を繰り返し、赤ちゃんへと発育していきます。
妊娠する確率
20代の健康な男女がしっかりとタイミングを合わせて排卵日付近で性行為をした場合、1周期あたりの妊娠する確率は25〜30%と言われています。1年間妊活をして妊娠する確率は78〜86%、年齢が上がるにつれて妊娠する確率は低くなります。
妊娠するために気をつけること
基礎体温を測る
基礎体温を測ることで、月経周期のパターンや排卵しているのか分かります。また、病気を見つける手かがりになることもあり、自分の身体と心のリズムを知るパロメーターにもなります。
タイミングをとる
妊娠の確率が高くなるのは、排卵の2日前にタイミングをとることだと言われています。
排卵日を知るためには、基礎体温を測ることや排卵日予測検査薬の使用、病院での超音波検査などで予想することができます。
生活習慣の見直し
・バランスの良い食事を心がける
・体重の管理をする
・禁煙する
・ストレスを溜め込まない
一気に直そうとするとストレスになることもあるので、できることから変えていくことも大切です。
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