妊活前に知っておきたかった5つのこと

体験談

妊活を始めてから「もっと早く知っていれば…」と思うことがたくさんありました。
情報が多すぎて何から始めればいいかわからなかったり、逆に知らなかったことで無駄に落ち込んだり。

この記事では、私が妊活前に知っておきたかった5つのことを実体験をもとにまとめました。
妊活をこれから始めようとしている方や、始めたばかりの方のヒントになれば嬉しいです。

① 生理があっても排卵しているとは限らない

妊活を始める前、私は「毎月生理が来ているから、きっと排卵もしている」と思い込んでいました。

でも実際はそうではなく、生理があっても排卵していない「無排卵月経」という状態もあることを妊活について調べていた時に知りました。

当時の私は、基礎体温の見方もわからず、排卵検査薬というものの存在すら知らず…「妊娠って避妊をやめれば自然にできるもの」と、どこかで思っていたんだと思います。

今では、おりものの変化から排卵のタイミングを予測できるおりものシートや、排卵検査薬・アプリなど、さまざまなツールを使って自分の体のリズムを知ることができるとわかりました。

生理がある=排卵しているとは限らない。

この基本的なことを、知っておくとスムーズだと思いました。

② 不妊の知識は夫婦で持つべきもの

私は、妊活=女性だけが頑張るもの、というイメージをなんとなく持っていました。

でも、いざ不妊外来に行ってみると、不妊の原因の約半数は男性にもあるという説明がありました。

そのとき初めて、「妊活って本当は夫婦のものなんだ」と思いました。

妊活中は、排卵やタイミング、通院のスケジュール、心の浮き沈みなど、日々考えることがたくさんあります。

そんな中で、パートナーもある程度の知識を持ってくれていると、心の負担が全然違うと感じました。

私の体調に気を遣ってくれたり、検査や治療について一緒に調べたり、「次のステップどうする?」と前向きに話し合えたのも、知識を共有できていたからだと思います。

「夫婦で協力する」って、気持ちだけじゃなくて、知識を一緒に持つことから始まるんだと実感しました。

③ 価値観やタイミングは夫婦でしっかり話し合う

子どもを持ちたい気持ちや、妊活を始める時期については、夫婦でそれぞれ考えが違っていて当然です。

でも、「なんとなくお互い同じくらいに考えているだろう」と思っているだけでは、うまくいかないこともあると思います。

我が家でも妊活を始める前に、「今の仕事の状況で妊娠しても大丈夫か」「もし授からなかったらどうする?」

「治療はどこまで受けるつもりか」「二人だけの人生もあり得る?」など、正直に、時間をかけて話し合いました。

もちろん最初は話しにくい内容もありましたが、あらかじめすり合わせをしておいたことで、不妊治療に進んだときもお互い納得して動けたし、後悔も少なかったです。

妊活は想像以上に精神的な負担が大きいので、タイミングや価値観のズレがあると、それだけで大きなストレスになることも。

だからこそ、早めに率直に話し合う時間を取ることが大切だと思います

④ 妊娠は「避妊しなければすぐできる」わけではない

私が学校で習った性教育では、「避妊しなければ妊娠する」といった内容で、妊娠そのものがとてもシンプルなことのように感じていました。

でも、いざ自分が妊活を始めてみて、現実は全く違いました。

排卵は月に一度だけで、精子と卵子が出会えるチャンスはごくわずか。

その上、受精しても着床しなければ妊娠には至りません。

つまり、妊娠するまでにはいくつもの奇跡が重ならないといけないのです。

妊娠の仕組みを正しく知っていれば、妊活を始めるときの心構えも変わっただろうし、焦ったり落ち込んだりする気持ちも少しは減らせたのかなと思います。

妊娠は「当たり前」ではなく、「奇跡の積み重ね」であるということを、多くの人に知ってほしいです。

⑤ 自分に合った妊活方法を見つける

妊活を始めたばかりの頃は、「これをすれば妊娠できる!」という情報に飛びつき、いろいろ試しては落ち込む、ということの繰り返しでした。

ネットやSNSには多くの体験談があふれていて、「みんなはうまくいってるのに、私は…」と比べてしまう日々。

でもある時、妊活には「正解」がないということに気づきました。

そこからは、自分がストレスを感じにくい方法を優先して選ぶようにしました。

例えば、プレッシャーになりやすい基礎体温を測るのをやめたり、ガチガチに排卵日を狙うのではなく、体調が良い日を大切にしたり。

「これをやれば妊娠するはず!」ではなく、「効果があればいいな」くらいの軽い気持ちで試すようにしてから、心がだいぶ楽になりました。

そうしていくうちに、少しずつ自分に合ったやり方が見えてきて、妊活との向き合い方も前向きに変わっていきました。

周囲のやり方に振り回されず、自分に合ったスタイルを見つけること。

それこそが、妊活を続けていく上で一番大切なことなのかもしれません。

おわりに

妊活を始めると、たくさんの情報やアドバイスに触れます。
でも、全部を取り入れようとするのではなく、自分にとって必要な情報だけを選び取ることも大事です。

この記事が、妊活前や妊活初期の方の「心の準備」に少しでも役立てば嬉しいです。

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