「子どもが欲しい」と思ったとき、最初に私たちが選んだのはブライダルチェックでした。
でも振り返ってみると、「あのとき不妊外来を選んでいたら、もっとスムーズに進められたかもしれない」――そんな思いがあります。
この経験が、これから妊活を始める方のヒントになれば嬉しいです。
ブライダルチェックでスタートした理由
妊活に踏み出すにあたって、まず「体に問題がないかを知っておきたい」と思いました。
ネットや雑誌でよく見かけるブライダルチェックなら、カップルで気軽に受けられる印象があり、初めの一歩としてはちょうどいいと感じたのです。
実際、検査はスムーズで結果も「特に異常なし」。
当時は安心して妊活を始められると、前向きな気持ちになれました。
シリンジ法からのチャレンジ
性交渉の再開が難しかった私たちは、まずは自宅でできる「シリンジ法」から始めることにしました。
リラックスした雰囲気で続けられる方法だったので、プレッシャーも少なく、前向きに半年ほどチャレンジ。
しかし、結果はなかなか出ず、少しずつ不安も大きくなっていきました。

不妊外来で知れた本当のこと
思い切って不妊外来を受診したところ、私は「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の可能性がある」と言われました。
ブライダルチェックでは分からなかったことが、不妊外来でようやく明らかに。
「もっと早く知っていたら、できることも違っていたかも」と思いつつも、「今、知ることができてよかった」と感じています。
検査を選ぶ視点が変わった
ブライダルチェックは、あくまで妊娠前の健康状態をざっくりと確認するもので、ホルモンバランスや排卵の状態まではチェックしないことがほとんど。
一方、不妊外来では「妊娠できるかどうか」に焦点を当てて検査が進みます。
妊活のステージに入った今の自分たちには、不妊外来の方が具体的で実用的な情報が得られると実感しました。
今、感じていること
「後悔」というよりは、「今ならこうする」という気持ちに変わってきました。
ブライダルチェックを受けたからこそ気づけたこともあるし、そこから不妊外来へ進んだことで今につながっています。
もし当時の自分に声をかけられるなら、
「どんな選択も、きっと前に進む一歩になるよ」と伝えたいです。
さいごに
「子どもが欲しい」と思ったとき、最初に私たちが選んだのはブライダルチェックでした。
でも振り返ってみると、「あのとき不妊外来を選んでいたら、もっとスムーズに進められたかもしれない」――そんな思いがあります。
でも、遠回りに見える経験もすべて、今につながる大切な一歩でした。
この経験が、これから妊活を始める方のヒントになれば嬉しいです。


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